チマキ投げ

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ちまき投げは鉾上の囃子方と観衆を結ぶ巡行中で唯一のパフォーマンスであり、炎天下、巡行を見に来る観衆の楽しみの一つであった。八坂神社元宮司は「鉾に集まった穢れや災いをちまきに込めて投げることによって福に転化し厄除けのお守りとなる」とおっしゃられ、鉾の上には数千本のちまきが載せられていた。ちなみに投げられるちまきは囃子方各自が自己負担で持ち込んでいた。昭和五十一年(一九七六)に他鉾ではあるが囃子方の投げたちまきが観客の目に当る事故があり、ちまき投げは一旦自粛された。本数を制限して復活したが同五十七年(一九八二)これも他鉾ではあるがちまきを取ろうとした人に押されてご婦人が転倒、骨折された。この事後処理の関係もあり同五十八年(一九八三)より全面自粛され、現在に至っている。チマキ投げは良き伝統であり、なんとか復活の道を探ろうと保険と法律の専門家を交え方策を探り、事故の際の刑事責任は状況によるが、保険の引き受け会社はあるのでその費用分担、投げる場所の限定と周知、投げる際の通告と合図などの徹底で復活は夢ではない。





祇園祭について、そして函谷鉾・保存会について、詳しくご紹介しております。「鉾や山を見る」・「巡行を楽しむ」だけでも良いのですが、その歴史、由来、願いなど多くの人々が積み上げてきたことを知って、実際の鉾や山をご覧いただくとより深く楽しんでいただけるのではないでしょうか。

そんな願いを込めてご紹介しておりますので、ぜひじっくり「函谷鉾」を知ってください。