河原町通での囃子

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神事の続く四条通から"華の"最初の辻回しを無事終えた函谷鉾はその緊張感から解き放たれたように河原町通を北上する。「松―流し」から「鶴―朝日」へ。蛸薬師通を横切り六角通あたりで小休止。ここで町内供奉者、車方、曳き子たちに湯茶の接待が行われる。再発進して「虎―小横」、三条通を横切るあたりで「函谷―美登里」。姉小路付近で囃子方全員が豆絞り(手拭い)で鉢巻をして巡行の残り半分へ気を引き締める。河原町御池の交差点進入前に「榊―初音」。「函谷」から「初音」までは軽快な戻り囃子の中でも函谷鉾独特の調子の良いもので高揚感とともに鉾は進み、「初音」で河原町御池の辻回しの割り竹に前輪を乗せる。



祇園祭について、そして函谷鉾・保存会について、詳しくご紹介しております。「鉾や山を見る」・「巡行を楽しむ」だけでも良いのですが、その歴史、由来、願いなど多くの人々が積み上げてきたことを知って、実際の鉾や山をご覧いただくとより深く楽しんでいただけるのではないでしょうか。

そんな願いを込めてご紹介しておりますので、ぜひじっくり「函谷鉾」を知ってください。