作事方

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鉾には専門の技術集団があり、鉾屋根を組み立て大工仕事などをする大工方、鉾の櫓を組み立てる手伝い方、車輪を取り付け鉾の動きを操作する車方を一般に作事三役といい、函谷鉾では古くから「三役」と呼んでいる。三役は天保の再興時より今日まで毎年七月一日の吉符入りでは町内に誓約書を差し入れ、祭礼に際し万全の心構えを示す、重い責任と高い誇りを持ったプロの技術者集団である。
三役によって組み立てられ、動かし操られた鉾は巡行を終えると即座に解体(鉾に集まった疫神が滞らないようにするため)され、蔵の中でまた一年の眠りにつく。



祇園祭について、そして函谷鉾・保存会について、詳しくご紹介しております。「鉾や山を見る」・「巡行を楽しむ」だけでも良いのですが、その歴史、由来、願いなど多くの人々が積み上げてきたことを知って、実際の鉾や山をご覧いただくとより深く楽しんでいただけるのではないでしょうか。

そんな願いを込めてご紹介しておりますので、ぜひじっくり「函谷鉾」を知ってください。