特別なときの囃子

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二階囃子の最後の日の最後の囃子、宵山の鉾囃子の最後の囃子、日和神楽の最後の囃子、巡行最後の囃子など特別なときは終曲の「若」に入る前に「千鳥」から「流し」に移り、「流し」では笛は通常「渡り」のメロディーだが途中「筑紫」に転じ、「萬歳」「朝日」などのメロディーに変えたりするアドリブ(最近は朝日の曲もアドリブが入る。アドリブから筑紫のメロディーに戻ると太鼓が「押さえ、一本、二本」のバチ捌きで囃子を盛り上げて終曲の「若」に入る。通常なら「若」の一遍で終るところを三遍回し、納め囃子を五遍回し、それも一遍ごとに徐々に速く囃され、名残惜しさと開放感を表す。

祇園祭について、そして函谷鉾・保存会について、詳しくご紹介しております。「鉾や山を見る」・「巡行を楽しむ」だけでも良いのですが、その歴史、由来、願いなど多くの人々が積み上げてきたことを知って、実際の鉾や山をご覧いただくとより深く楽しんでいただけるのではないでしょうか。

そんな願いを込めてご紹介しておりますので、ぜひじっくり「函谷鉾」を知ってください。